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2017-08

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年始の辞、およびブログを書くことについて - 2017.01.06 Fri

新年、明けましておめでとうございます。
ロンドン・コーヒーハウスのオーナー、ダニエル・エドワーズでございます。

賀正2017

皆さまには平素よりご愛顧を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

年が明け、正月三が日もすでに過日となりましたが、
未だ“原稿”なる去年の師走の亡霊に取り憑かれている私は、
その現実逃避を、否、逃避という名の過去への前進を目論見、
久方ぶりにブログ管理ページを開きました次第でございます。

つきましては過去への勇進のさなか産声を上げた奇跡のスーパー戦隊が、
2016年を代表する装備に身をまとい、皆さまに謹んで慶祝と壮行の旋律を奏でます。

新装備戦隊2017

私が復帰したのは8月末ですので、
あくまでもそれ以降で「2016年を代表する装備」ということになりますが。
新しい装備の名前は左から順に、

アルザス民族服♂(体装備) 鉱石取引[+1]
チャレンジミッション ~Thanksgiving~」報酬
(2016年11月15日 ~ 12月6日)

ポルトガル海兵隊服(体装備) 突撃[+1]、砲術[+1]
歴史スペクタクルイベント トラファルガー海戦」報酬
(2016年10月4日 ~ 10月18日)

キャプテンハット(頭装備) 装備効果:成長促進
Yahoo!ゲーム版 初回半額キャンペーン」特典
(2016年9月27日 ~ 11月30日)

フラワーハット(頭装備) 社交[+2]、美術[+2]、財宝鑑定[+1]
90日間プレイチケット」特典
(2016年12月13日 ~ 2017年3月7日)

レーダーホーゼン(体装備) 管理技術[+1]、食料品取引[+1]
チャレンジミッション ~Thanksgiving~」報酬
(2016年11月15日 ~ 12月6日)

微妙な角度のせいでフラワーハットの肝心な花飾りが見えていないのはご愛敬。
海兵隊服をポルトガル色にしたからといって私を“非国民”となじるのはご勘弁。



しかし今年からは、新しい服を皆でそろって着て、
なんて戯れもこれまでのようには儘ならなくなるのでしょうか。
去年の暮れあたりにその兆しをひっそりとのぞかせた収益構造上のひとつの変革
この変革については多くの方々が批判なさったり、あるいは是認しておられました。

自分にかえって考えてみますと、
束縛のなかで悶えつつ遊びを見出すこと、それ自体に愉しみ悦びを覚える性分ですから、
これまでと変わらずミニマムにやっていくんだろうと思います。

そんな持たざる者にも捨てる神あれば拾う神あり。
ちょうど新年を迎えたリスボンを散策しております時、
レジェンドロットから出る黒い「英国探偵のコート」
「英国探偵の帽子」を合計150Mほどで売っている御仁がおられたので、
雷光のごとき速さで購入させていただきました。
まことに幸運なことでございます。

鹿撃ち

オリジナルの英国探偵装備にあったコミカルな探偵っぽさは薄れて(過去記事参照)、
「鹿撃ち帽」の名の通り、まさしく上流階級の狩猟用装束といった趣きです。

それにつけて思い出しますのは小さい時分に読んだ宮沢賢治の『注文の多い料理店』。
あれに出てくる猟銃をさげた2人の紳士もきっとこういう格好をしていたのでしょう。

ちなみに「狩猟」は英語で“hunting”ですが、
イギリスでは特に鹿狩りの場合は“stalking(ストーキング)”と呼ぶそうで、
これを着れば私もたちまちストーカーになれるというわけです。

ん? ストーカー? うっ......記憶が......。oO

デジャヴュ―幼女おっかけ
あちらこちら参照)

大商会設立の10周年という節目に、
それも記念イベントの直前に私も末席へ加えていただけました。
素敵なお仲間と共にお祝いすることができましたこと、これまた幸運の一語に尽きます。


「ブログを書くことについて」の文は長くなったのでたたみました。
親切な方、奇特な方はつづきから宜しくどうぞ。



はてさて、この時期にようやっと2016年を振り返っているという始末、
原因はやはりブログをサボっていたからということになるでしょうか。
(別件で書くものが溜まっていて、それ以外でキーボードを叩く気が起きなかった......)
そういえば10月と12月に開かれたColorsの記事もまだ書いていませんでした。

ブログを書く、あるいは日記をつけるという行為は実にエライことで、
それを精力的にやっておられる方々を私はわりかし本当に尊敬しています。

少しまわりくどい話をさせてください。
自分自身の思考の整理もかねて。



「井の中の蛙、大海を知らず」という有名なことわざがあります。
このサイトによれば「狭い見識にとらわれて、他に広い世界があることを知らないで、
自分の住んでいるところがすべてだと思い込んでいる人のことをいう」のだそうです。
ところで、この言葉を内省的につぶやくのならともかく
他人に浴びせようものなら、なかなか厄介なことになります。

「大海」とはいったい何でしょうか。
色々あるでしょうが、はっきりしているのは、
その「大海」なるものが一人の不完全な人間の目から見た「大海」に過ぎず、
「地球」、はたまた「宇宙」など上位概念からすれば小さなパーツでしかないということです。
誰かが大上段に構えて「オマエは井の中の蛙だ」と別の誰かに言った場合に、
そう言った当人が井戸の中にいることに気付いていないという話は往々にしてあるわけです。
それを考えますと、世の「井の中の蛙」批判、
あるいは「ムラ社会」批判といってもいいでしょうが、
そういったものが常に建設的に行われているとは限りません。

私たちは、井戸の外へ、大海へ、と
視点を引けば引くほど普遍的で公平な見識を得られると思いがちですが、
実際、人の思考や表現というのは出来るだけ狭く限られた範囲でのほうが自由であって、
その自由な思考なり表現なりがかえって他者の深い共感を得たりするものです。

たとえば「目指す先はどこか」「正しさとは何か」といった問いがあるとします。
これらの問いに何か答えらしきものを与えようとするとき、
「生物」とか「世界」のような視点に立つと基本的に退屈なことしか言えません。
視点が大きければ大きいほど、人々の間に生じる認識の齟齬を避けた言い方をしようとするので、
無味無臭で退屈にならざるを得ないのです。
ですが、この視点が「人間」とか「イングランド」に限定されると、多少の面白味が出てきます。
「男/女」や「ロンドン」から語ろうものなら読者聴衆はより惹きつけられるでしょう。
それがついに「自分自身」の視点から勝手に考えて言葉にする、という地平にまで下りてくると、
言葉は言葉を呼び、読者聴衆にとってみれば逆に問いを投げかけられるわけです。
なぜならその誰しもが、孤独で、自由な、「自分自身」の視点を持っているからに他なりません。

遠くにあるはずのものを引き寄せる共感性、隔たれているはずのものへ伝染する言葉の力、
これこそまさしく普遍的であるということです。
大切なのは、いきなり「世界」を持ち出すことではなく、
自分の井戸とあちこちの井戸とを比べ合わせる地道なコミュニケーションの過程で、
複雑怪奇な「世界」なるものの表情を徐々に浮かび上がらせることではないか。

で、ここへ来てようやくブログの話になるわけですが、
まとめブログなどはともかく、日記・エッセイ形式のブログでは常に視点は「自分自身」です。
まず社会はこうだ、社会集団の一員としての自分はこうだ、と自由に位置づけた上で、
「今パソコンに向き合っている孤独な自分」との差異をせっせと浮かび上がらせていく、
この自己への深い省察こそが、ブログや日記を書くということなのです。
特にブログはWebメディアですから、
自分の井戸とあちこちの井戸とを比べ合わせる、という点で格好のツールといえるでしょう。



以上のことを、「航海コイン」に対する言及の数々を眺めているときに思い至りました。
つまるところ、ブログないし日記を継続的に書いている人というのはそれだけで立派であると、
そういう話がしたかっただけです。


ひとつ余談を。
当ブログのタイトル「忘れられたイングランド人」は、
お分りの方もいることでしょうが、岩波から出てる『忘れられた日本人』という本に由来します。
この本は、宮本常一という民俗学者が辺境の村々を訪ね歩いて人々の語りを集めた聞き書きで、
その多くは女性や老人なんですが、彼らの生の歩みというものが鮮明に浮かび上がってくる。
先ほどの「井戸と井戸を比べ合わせて」という話と、宮本民俗学の精神は通底するように思います。

ちなみに『忘れられた日本人』に収録されている、
かつて「源氏」と呼ばれるほどモテ男だった盲目乞食(80)の猥談なんかは自然と涙が出てくるので、
もしよかったら読んでみてください。(⇒Amazon)(⇒honto


文章が長くなったので、いらすとやの「家族の新年会のイラスト」でバランスをとっておきます。
shinnenkai_family.png
今年一年、皆さまに幸多からんことを。
Bon voyage!




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● COMMENT ●

明けましておめでとうございます!(*≧∀≦*)

更新めっちゃ待ってました♪ヽ(´▽`)/
ジラせすぎですw(*ノ▽ノ)

まぁ、あれですよ、
「井戸の中の蛙大海を知らず
されど空の蒼さを知る」
でもいいんじゃないでしょうか♪(゜▽゜*)

あまり難しく考えず
ダニエルさんなりのこだわりを楽しみにしてますよ♪(ノ´∀`*)

追伸:
短くていいので
もっと早い更新を望みますw

>だーの御大

遅くなりましたが、あけおめ&ことよろ!
御大とは不運にも10周年イベント以来お会いしてない気が;;

記事を書き始めるとすぐに頭ん中で全体の構造が出来上がっちゃって、
それを忠実に文章にしようとするもんだからつい長くなってしまいます。
まあそういう性分なんで、そこは許していただきたいw

1月は特に忙しいんで次はいつになるか分からないですけど、
下書き保存されたままの記事たちがいくつか眠ってるんで、
じきに彼らが目覚めるのをお待ちください(´・ω・)


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プロフィール

ダニエル・エドワーズ

Author:ダニエル・エドワーズ
ワールド:Astraios
国籍:イングランド
爵位:海軍中尉
商会:英・東インド会社
職業:花の憧れ人

ロンドンの銀行の隣で、淹れたての熱いコーヒーを一杯12Dで販売しております。一杯ずつ豆から挽きたてますので、出来上がりまでにお時間をいただく場合がございます。(使用銘柄:ブルーマウンテンNo.1)





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